双極性障害。別名躁うつ病。今や誰もが知っている病名ですよね。
けれどその病気に自分が該当するとは思ってもいませんでした。
今回は双極性障害の診断をされ、障害者手帳をとることにしたブログ主が、
双極性障害になるとどうなるのか、どんな気持ちで過ごしているのか。
その内容についてご紹介していきたいと思います。
双極性障害がわかった経緯
「抜毛症かも……」
元々抜毛症であった私は母からのすすめもあり精神科を受診することに。
カウンセリングの先生に話を聞いてもらい、徐々に抜毛症が回復していく中、私はふと主治医の先生に気になっていたことを質問しました。
「死にたいって皆考えてないって本当ですか?」
考えませんね。
その時私に衝撃が走りました。
当時の私は皆が死にたいと考えていて当たり前、みたいな常識が頭の中にあったのです。
なかなか先生の言葉を信じられず、食い下がり「でもSNSとかそういうこと言ってる人よく見ますけど…」と私。
そう思うのはごく一部の人であって、大体の人は思っていませんよ。
ちなみに「死にたい」と思ったのはいつ頃からですか?
「中学2年生のころからです」と私。
中学2年生当時はいじめがちょうどピークに達した頃であり、保健室登校を始めた時のことでした。
なるほど。
「死にたい」と思うことは今もありますか?
「あります」と私。
そうなるとうつ病の可能性がでてきますね。
その後、主治医の先生からいくつかの質問をされ、何度か答えているうちに病名が発覚。
診断名は「双極性障害」いわゆる躁うつ病というものでした。
双極性障害(躁うつ病)とは
簡単に言うと、やる気がない、落ち込むなどの「うつ状態」と、明るく行動的な「躁状態」を繰り返す病気です。
うつ状態のときはとにかく何もできず、精神的に落ち込むことが多いです。
しかし躁状態のときはとにかく明るく行動的でハッピーな状態。また現実離れした計画を立てたり、無理なお金の使い方をすることも。
この「うつ状態」と「躁状態」が波のようにやってくるのが双極性障害の特徴と言えるでしょう。
双極性障害になるとどうなるか
私の場合、うつ状態のときはとにかく何もできません。趣味のゲームや読書にも興味がわかず、何も楽しくない、何にも心が動かない、という状態が続きます。
よく「周りが灰色に見える」などが表現として使われることがありますが、感覚としてはそれに近いです。
気力もなくやる気もなく、部屋が暗くなるまで動けずボーっとしているなんてこともしょっちゅうでした。
逆に躁状態のときは、何でもできるような気がして、妙な万能感があります。
何をやっても楽しく、いつもなら行かないような場所に行ったり、やたらと買い物をしたりしてしまいます。
人数分でいいのに、食べきれない量のドーナッツを買ってきたこともありました。
私としてはテンションに結構むらがあるな、くらいだったのですが、診断を受けてその理由が「うつ状態」と「躁状態」に振り回されているからだとわかりました。
双極性障害の治療
双極性障害の治療は薬を使って行い、「うつ状態」と「躁状態」の幅をなるべく小さくしていくのが目標です。
私の場合、うつ状態の落ち込みを薬で底上げするなどして、気分に振り回されることを減らしています。
薬によっては合う合わないがあり、副作用がきつい場合は薬の量を減らしたり、逆に増えることも。
私も何度も薬を変えていて、今も様子を見ながら服用しています。日々お試しです。
今は副作用で体重が増えるという薬を飲んでいて、内心ビクビクしてます。
双極性障害かも、と思ったら
双極性障害。別名躁うつ病。
それにかかったらどうなるか、簡単にお話ししました。
うつ状態と躁状態に振り回されることが多くなると日常生活に支障をきたす、なんてことになりかねません。
酷くなる前に治療をおすすめします。
もしこれを読んで「自分も双極性障害かも」と思ったら、受診を検討してみてはいかがでしょうか。
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