こんにちは、きぬもめんです。
教室に通えない生徒が保健室に通う、保健室登校。
その状態からどうやったら教室復帰ができるのか、悩んでいる方も多いかと思います。
今回は中学2年の1年間保健室登校をし、そこから教室復帰を果たした私が
どのようにして教室復帰ができるようになったのかを紹介します。
保健室登校者は心が風邪をひいている状態
体は健康なのに、なんで保健室登校をしているの?
まず、保健室登校者はどうして教室に行くことができないのか、についてお話します。
いじめ、不安、何となく教室に入れない。
人によって理由は様々かと思いますが、共通点として精神が参ってしまっている状態にあります。
体は健康でも、心がついて行っていないのです。
つまりは心が不健康な状態、風邪をひいていると言ってもいいでしょう。
また体は良くても、心の方に引っ張られて、腹痛や頭痛など体調を崩す人もいます。
保健室登校者を無理やりに教室に戻そうとしない
勉強が遅れてしまうし、早く教室に戻さないと!
保健室登校という状況に、そう考えてしまう方もいるでしょう。
しかし、少し待ってください。
心が不健康な人を無理やり教室に戻そうとする行為は、
例えるなら病人に強制させているようなものです。
病人に無理強いをしたら病状が悪化するように、
心の状態をこじらせてしまうかもしれません。
見守る側としては歯がゆい面や
「健康なのにどうして」
と、思うこともあるかもしれませんが
どうかそう思うのをぐっとこらえて、無理強いをせず見守ってほしいというのが元保健室登校者である私の気持ちです。
病気が治るのに時間がかかるように、
心の健康を取り戻すのにも、時間がかかります。
目に見えない分、急いてしまう気持ちもわかりますが、教室に戻そうとする前にまずは健康な状態の心を作ることを第一に考えてください。
保健室登校からどうやって教室に復帰するか
では、心の健康が戻ってきたらどうやって教室に復帰すればいいのか。
これは私の場合ですが、
教室で受ける教科を1つずつ増やしていく、というやり方をしてました。
もちろん最初から全教科、なんてことは無理なので
まずは自分の好きな教科を教室で受けることをはじめて、教室にいることに体を慣らしていきました。
ここで大事なのは、はりきって何もかもやろうとしないこと。
ずっとできていなかったことをすると心がびっくりしてしまうので、
教室までいく。好きな教科だけ過ごしてみる。できそうなら教室で受ける教科を増やしてみる。
と、いった感じで少しずつ慣らしていくのがいいかと思います。
私はこのやり方で教室に復帰することができました。
保健室登校から教室復帰への流れ、まとめ
以下、大事なポイントをまとめます。
- 保健室登校者は心が風邪をひいている状態
- 教室に戻すのに無理強いはさせない
- 教室復帰は「徐々に」「少しづつ」慣らしていくのがおすすめ
保健室登校者の中には一見すると健康そうに見える人も多いかと思います。
しかし見えないだけで、心は弱り切っていることが多いです。
なので、どうか保健室登校者のペースで教室復帰を目指してください。
無理をして悪化した、では元も子もありません。
ちょっとずつ、教室に慣れていきましょう。
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