こんな人は飲食業に向いてない/向いてない人の特徴

飲食店小話

私は飲食業に向いていない人間です。お恥ずかしながら働いてからそのことに気づき、半年で辞めました。

好きじゃない、向いてない仕事をするのはきついですよね。やめるにしても勇気がいるし、なるべくならあわない仕事にはつきたくない人も多いのではないでしょうか。

今回はどんな人間が飲食業に向いていないのか、その特徴を実体験を交えつつ書いていこうと思います。

正社員として雇用された私の仕事は、主に接客をするホールと料理をするキッチンを8:2くらいの割合で担当していました。

飲食の仕事はとにかく過酷です。1日中の立ち仕事。お客様が来ていなくても新入社員に昼休憩以外で座ることは許されません。

やることもとにかく多いです。店内店外の徹底した清掃、お冷づくり、飲み物やビールサーバーのセット、デザートの仕込み、布巾の洗濯、お客様のご案内、注文取り、注文確認、料理提供、席の片づけ、レジ打ち、おつりの補充、メニューの入れ替え、電話対応、テイクアウトメニューの準備、わりばしなどの補充、食器洗い、マニュアルに沿った料理作りなどなど。

とにかく仕事の種類の多さを上げればきりがありません。

それを数時間、ものによっては数分で片づけなければなりませんでした。

つまりは超絶マルチタスクが求められるわけです。

私の場合は要領が悪かったので、出勤してからタイムカード押さずに30分間、店の仕事をしていました。そうしないと間に合わない量だったのです。

要領の悪い私はとにかく怒られてばかりでした。

1日でも「なんで?」と「どうしてできないの?」が言われなかった日はありません。

腕を強く引かれて店の奥にひっぱり込まれることもしばしば、またお客様の前で「もういい」「やるな」「お前なんかいい」と、正社員の方から怒鳴られることもそこそこありました。

要領が悪い、失敗する

コミュニケーションがうまくとれず、仕事ができない、「こいつは駄目だ」と思われる

態度がきつくなる

委縮して質問などができなくなる

失敗する

こんな悪循環に陥っていたわけです。

飲食業はチームプレーで回っています。なのでコミュニケーションがうまくとれず、テンポを乱すものが現れると標的にされてしまいます。

マルチタスクが苦手な人

飲食業はとにかくスーパーマルチタスク業と思った方がいいでしょう。

お客様の案内をしつつ戻ってくるときに食器をさげ、そのままレジへ。料理中にテイクアウトの注文電話に応じる、など細かな仕事が絶え間なくやってきて、それの同時並行処理を求められることがしょっちゅうです。

何かと何かを同時にこなせない、考えられないと感じる人は向いていないと思います。

逆に、そういったことが得意、と思える人は飲食業に向いているといえるでしょう。

コミュニケーションがうまく取れない人

どの職業でもコミュニケーションは重要だとされていますが、特に飲食業はそれが顕著です。

チームで仕事を回しているので、コミュニケーションがうまく取れないとそれだけで大きなお荷物と化してしまいます。

また飲食業にはお局様(すごく強いパートの人)がいがちです。

店の中心人物といえる彼らとうまく付き合うにはコミュニケーションスキルが不可欠。これができないときつく当たられたり、怒られたりすることが増えるかと思います。

精神的に参ってしまわないためにも最低限のコミュニケーションスキルが必要なわけですね。

どんな人が飲食業に向いていないか、について簡単に書かせていただきました。

チェックすべきポイントは大きく2つ。

  • マルチタスクがとても苦手。
  • コミュニケーションがうまく取れない。

逆にこの2つが得意だと思えるのなら飲食業に向いているのではないかと思います。

また私が入った飲食業はかなり体育会系の現場だったため、そういった雰囲気が苦手な人も避けた方がいいのではないかと感じました。

自分に合っていない仕事は自分と勤務先、両方を不幸にしてしまいます。

自分に合った仕事を探していきたいですね。

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